性同一性障害(2010年6月15日)
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作成日時 : 2010/06/15 22:38
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明日は哲学カフェです。男女の区別について話し合いますので、今日はそれにちなんだ話題を一つ。先日朝日新聞にタイの性転換事情を報じる記事がありました。
ニューハーフのコンテストが盛んなため、気軽に性転換手術をする人が多いようです。体の性と心の性が異なる性同一性障害が理由の人もいますが、それは1割程度だそうです。なんとその他はファッション的な感覚や、変身願望だというのです。そして安易な手術をして悩んでいる人が多いとか。
もっと問題なのは、性転換をした人が法律的に性別変更できない点です。つまり、これは性同一性障害に対する認識の低さを意味しているのです。性同一性障害が病気であるという認識があれば、もっと真摯に対応するはずなのです。ところが、タイではこれを第3の性としかみていません。
男でも女でもない変わった人という位置づけにすぎないわけです。これではいつまでたっても性転換者は男にも女にもなれないのです。そして男と女しかいない前提で制度設計された社会においては、彼らは生きる場所をもつことができないのです。
さて、日本はどうか?一定の条件をもとに法律上の性別変更を認めていますが、意識はまだまだ低いといわざるを得ません。とりわけ当事者が性同一性障害に気付くのが小中学校時代で、それが自殺や自殺未遂につながっている現実に鑑みるとき、私たちはこの問題について早急に社会的議論を喚起する必要があるように思います。
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