自民が勝ったわけではない(2012年12月16日)

 数字だけを見ると自民党の圧勝ですね。前回は民主党が圧勝でした。二大政党はいいですが、この揺れ幅は問題だと思います。これはつまり、国民が政治哲学を持つことなく、その都度日和見的な判断をしていることを示しているからです。アメリカの大統領選は接戦でした。自分の政治哲学がしっかりしていれば、普通はそうなるはずなのです。
 ただ、今回は決して国民が積極的に自民党を選んだようにも思えません。むしろ国民が、素人政治家よりプロの官僚を選んだ結果ではないでしょうか。政権交代で素人政治家の迷走を目の当たりにし、やはり官僚のようなプロがやってくれたほうがいいと思ったのでしょう。自民党は実質的に官僚による支配を認めてきました。それゆえに、そつなく国家運営がなされてきたのは事実ですから。
 でも、本当にそれでいいのでしょうか? 安定はしているかもしれませんが、官僚、業界団体、アメリカに支配された政治で本当にいいのでしょうか? 私は反対です。素人政治家を鍛えるという選択こそをすべきだと思うのです。政治は誰かに任せてしまったらおしまいです。政治は私たちのもののはずです。
 もちろん選挙後も政治は続きます。私たち自身が決められるように、今後いかに政治にかかわっていけるか。この国の未来はまさにその点にかかっているといえます。






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